昨日のこの日記で、
「ギリシャの国民投票」と「なでしこジャパン」について書いたところ、
今日7日の日経新聞「春秋」も、同じくこの両者を取り上げていました。
ところが、同じ話題を採り上げても、
コラムニストの方が書く文章のレベルは、生半可なレベルではありません。
これはやはり、「識見」と「教養」、そして「人物」の差にあると思います。
具体的には、「サッカーの話題」から「ギリシャの話題」へと展開する
次のような流れる文章に、コラムニストの方のセンスを感じました。
『開始から20分足らずで4失点。
途中交代した守備の要、岩清水選手や、
守り切れなかったキーパー、海堀選手が涙にくれる姿に、
常人にはうかがい知れぬ悔しさが垣間見えた。
経験豊富な宇津木選手でさえ
「サッカーは10分で決まってしまうと身にしみた」と語ったという。
人生にも通ずるような格言。頭が下がる思いだ。
サッカーなら、ピッチに弾んだ球の行方はテレビ桟敷でも予想できようが、
これがラグビーのボールとなると簡単ではない。
同じ朝に判明したギリシャの国民投票の結果を聞き考えた。
欧州連合(EU)の緊縮策に「ノー」とキックを上げたはよいのだが、
誰が取るのか、地面でどう弾み転がるのか、全く先が見通せない。』
『梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃。
集中豪雨のシーズン。蓮の花が咲き、蝉の合唱が始まる頃である。』
この「こよみのページ」の解説にあるように、
今日は、明け方にかけて、かなり強い雨が降り続いていました。
こう毎日のように雨が降り続くと、太陽が恋しく感じます。
そういえば、去年もこの「小暑」を過ぎると、
蝉の大合唱が始まったのを思い出します。
「二十四節気」を考案した、日本人の先祖の偉大さにも感心しきりです。