今の時間、外は猛烈な風が吹いています。
日本列島に強い寒気が流れ込み、こちらも今夜から雪になるかもしれません。
天気さえも、ここ最近の世界の株式市場のように「大荒れ」の様相です。
さて、昨日17日の日経新聞「日曜日に考える」に掲載された
「こころの健康学」を読んで、
ストレスには、適度なストレスである「ユーストレス(eustress)」と
好ましくない反応を引き出す「ディストレス」(distress)の
二種類があることを知りました。
記事によると、今はストレス社会といわれるように、
ストレスにはどちらかというと悪いイメージがつきまといがちだけれど、
ストレス概念を提唱したカナダのハンス・セリエ博士は、
「ユーストレス」と「ディストレス」を区別して考えたそうです。
その「ユーストレス」については、次のような解説がありました。
『私たちは、まったくストレスを感じない状態では、
本来の力を発揮することができない。
ほどほどにストレスを感じているときこそ、最も力を出すことができる。
それがユーストレスだ。』
う~む、なるほど…。確かにそんなものなのかもしれません。
私はこの3月に定年退職となりますが、
退職後は今のような仕事上のストレスからは
少しは解放されるのでないかとの期待がある一方で、
日々の生活にまったくストレスがないとすると、
一気に認知や老化が進んでしまいそうに思います。
先ほどのセリエ博士も、
「ストレスは人生のスパイスだ」と言われているそうです。
ところで、「ユーストレス」のスペルを知りたくて電子辞書で調べたところ、
スペルは「eustress」で、
「好ましいストレス。宝くじで予期せぬ多額の収入が入ることなど」
という解説がありました。
「宝くじで予期せぬ多額の収入」が入るのは結構なことなのですが、
ストレス耐性がない私なぞは、「人生のスパイス」を通り越し、
人格そのものがおかしくなって、身を持ち崩してしまいそうです。
ですから、辞書の解説は、宝くじ以外の事例にされたほうがいいと思います。(苦笑)