しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

東京出張で感じたこと

昨日から一泊二日の日程で、東京に出張に行ってきました。

今日は午後8時頃に帰宅し、後片付けをして、今ようやくこの日記を書いています。

 

さて、今日6月1日が企業による採用選考の解禁日であったせいか、

東京では電車のホームや電車の中で、

リクルートスーツに身を包んだ若い女性を数多く見かけました。

(男性は就活生かどうかの区別が、私にはよく分かりませんでした。)

帰りの飛行機でも、隣に座った娘さんがそれらしき恰好をされていたので、

「就活ですか……?」と控えめにお尋ねしたら、

「いいえ、私は新入社員です。」という答えが返った来ました。(大変失礼しました。)

やはり、人は見かけだけで判断してはいけないのですね……。(反省)

 

ところで、学生さんの就職活動が本格化することに関連して、

今日の朝日新聞天声人語」には、次のようなことが書かれていました。

『売り手市場であっても学生一人ひとりには大変な重圧であることに変わりはない。

 就職状況が好転してきた2013年の調査結果をまとめた

 「どうして就職活動はつらいのか」に声がある。

 「内定をもらうにはこういう人間でなければならない、

 という空気感に対するストレス」に苦しみ、

 「自分を過大評価して企業に売り込まないといけないこと」に悩む。

 著者の双木(なみき)あかりさんも同じころ就職活動をしていた一人だ。

 不安のありかについて「たとえるなら“一度きりの渡し舟に乗り遅れたらやばい”

 という計り知れない焦燥感・切迫感」と書いている。

 新卒一括採用が根強い中の焦りであろう。

 就活が人生の大きな勝負であることは間違いない。

 ただ我が身を振り返れば、それは最大の勝負でも最後の勝負でもない。

 やり直しだって可能だ。何者でもない自分から何者かに変わろうとする時期である。

 1日が1年にも一瞬にも感じられるかもしれない。

 その経験が、未来の糧にならないはずがない。』

 

実は私も、就活に苦戦した学生の一人でした。

今から振り返ると、自分に正直であろうとすればするほど、

採用面接で苦戦したように思いますが、コラムにも書かれているように、

それも人生における得難い経験であったことに、後になって気づきます。

 

ちなみに、ゲーテの言葉には、

『真に行為する人間を作るものは、才能や、あれこれのことに対する技能ではない。

 性格は人格にもとづくものであって、才能にもとづくものではない。』

というものがあります。

就活生の皆さん、自分の「才能」よりも「人格」を信じて頑張ってください。

ご健闘をお祈りしています。