しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

見えるものも見えなくなる

二十四節気の「夏至」だった昨日21は、

めまいがひどく身体が絶不調で、この日記を書くことさえできませんでした。

明日は仕事を休んで、総合病院に行って診察してもらおうと思っています。

 

さて、昨日の朝日新聞デジタル版の「波聞風問」(はもんふうもん)は、

多賀谷克彦編集委員の執筆による

『ミレニアル世代~仕事中心の社会変えるか』というタイトルの記事でした。

 

記事によると、「ミレニアル世代」には明確な定義はないけれども、

1980年以降に生まれ、世紀をまたいで社会に出たので、こう呼ばれ、

来春就職する学生は「ミレニアル世代」と呼ばれる世代の最後に近いとのことでした。

そして、その世代の特徴が、次のようにわかりやすく解説されていました。

 

『所得格差が広がった時代に育ち、世界金融危機を経験し、

 目先の利益を追う資本主義に懐疑的といわれる。

 米国の人口の20%を超え、その動向は話題になりやすい。

 日本の同世代の価値観も、彼らに近いものがあるという。

 日本の「ゆとり世代」と部分的に重なる。

 共通なのは、ものごころついたときはインターネット社会だった。

 バブル崩壊後の経済の低迷、大企業の破綻、

 人員削減を見聞きしてきた世代でもある。地球環境への意識も高い。

 こうした共通体験は消費行動、職業観などに影響しているという。

 この世代は、ブランド品に関心が薄く、モノを所有することにこだわらない。

 旅行やコンサートなどの体験型の消費を優先するという。

 スマートフォンを使い、買う、話す。SNSを使い国境を簡単に超えられる。』

 

そういえば、私の娘も1985年生まれで、「ミレニアル世代」の一人になります。

娘の行動を振り返ってみると、毎年のように旅行に行き、

吉井和哉さんのコンサートがあれば全国どこであろうと観に行き、 そして

アメリカ留学していた時の友達と国境を越えて日々SNSでつながっている…。

上記の「ミレニアル世代」の特徴にぴったりと当てはまります。

 

では、この世代が社会の担い手となったとき、世の中はどう変わるのか?

記事では、この世代は小学生時代から、

学年ごとの同級生とネットでつながっていて、 他の人脈もあり、

仕事中心の大人社会が変わるかもしれないと指摘していました。

さらに、「若い世代を知ること、自らと比べることは未来の社会を考えることだ」、

「彼らとは住む世界、世代が違うからと言ったときから、

見えるものも見えなくなってしまう。」とも書かれていました。

 

う~む、……。 我が娘の姿は未来の社会の姿ですか……??

これから娘を見る目が変わってしまいそうです……。(苦笑)