しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

読書と幸福発見の技術

今日6日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、

児童文学作家・中川李枝子さんの

『本を読むにはエネルギーが必要です』という言葉で、

いつものように、鷲田清一さんの次のような解説がありました。

 

『オビや目次を眺め、頁(ページ)を繰っているうち、ある文章に目がとまる。

 引き込まれもすればがっかりもする。

 が、ひたすらそれをくり返す中で、 すごい本、

 つまらない本を嗅ぎわけるこつを憶(おぼ)える。

 楽して未知の世界はこじ開けられない。

 課題図書を読むだけ、言われて感想文を書くだけでは

 「幸福発見の貴重な技術」は身につかないと、児童文学作家は言う。

 「子どもはみんな問題児。」から。』

 

う~む、なるほど……。

短い解説だけれど、「楽して未知の世界はこじ開けられない」とか、

「課題図書を読むだけ、言われて感想文を書くだけでは、

幸福発見の貴重な技術は身につかない」とか、含蓄のあるお言葉があり、

また、深く考えるところがありました。

 

自らを振り返ると、「すごい本、つまらない本を嗅ぎわけるこつ」を、

未だに身に付けることができていません。

ということは、本を読むことに

本人が思うほど「エネルギー」を消費していないのかもしれません。(苦笑)

要は、本に対するリスペクトが欠けているということでしょうか……。(反省)