今日は県立病院受診の日でした。
先週金曜日のCTで左副腎腺腫の疑いがあったため、今日は医師の診察前に腹部エコー検査を受けました。
検査結果報告書の所見欄には、概ね次のように書かれていました。
①左副腎→腺腫は抽出できず。②胆のう→結石多数あり。萎縮あり、内腔評価困難。
③肝臓→肝内胆管拡張なし。明らかなSOLなし。④膵臓→ガスのため抽出不良。⑤腎臓→両側特記なし。‥etc.
専門的な医療用語で私にはチンプンカンプンなのですが、診断結果としては、
①胆のう結石症、②胆のう、左副腎の評価はできず、他のモダリティで精査を‥とのことでした。
検査後の主治医の先生の診察では、上記の内容の説明があったほか、
先週の血液ホルモン検査では、特に異常は見つからなかったので、
次回12月に予定されている右肺のCT検査の日まで、めまいや体重等の体調の様子を見ることになりました。
う~む、‥‥。(沈黙) よく分からないけど、安心して良いのか、それとも更なる精密検査が必要なのか?
まぁ、とにかく、主治医の先生を信頼してお任せするしかありません‥‥。
診察が終わるとお昼を過ぎていたので、病院内のレストランで食事を済ますことにし、
食後は特にこれといって予定がなかったので、思い付いて
愛媛県美術館で開催中の『没後20年 司馬遼太郎展』を観に行くことにしました。
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/201708/shibaten.files/shibapress.pdf
司馬さんの自筆原稿や挿絵、歴史資料などが展示されていて、とても見応えがありましたが、
特に印象に残ったのは、NHKで放送された司馬さんへのインタビュー映像のなかの、
「道徳的緊張」という言葉で、この「道徳的緊張」が明治国家を作ったと述べられていました。
モラルは通常、道徳と訳されますが、道徳よりもさらに上位の範疇にあるもの、
節度を保ち自己を律するといった、江戸時代から続く「武士道」の精神が国民に根差していて、
その国民が明治国家という、世界史の一つの奇跡を作ったということでしょうか‥‥。
病院と美術館‥‥。今日はそれなりに有意義な一日を過ごすことができました。