しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

春分の日の雑感

今日は、二十四節気の「春分」(3/21~4/4)、

七十二候では「雀始めて巣くう」(3/21~ 3/25)です。


いつものように、『こよみのページ』のHPを読んでいると、「暦のこぼれ話」というコーナーで、

「昔の春分の日は影が薄かった」として、次のように書いてありました。

『今日は、春分の日。現在はまだ、祝日の一つとして「春分の日」があるために、

 一応はその存在が顕かな春分ですが、昔は大分影が薄かったようです。

 和歌や俳句などでは「立春」をテーマとして詠まれたものは沢山ありますが

 では本日の「春分」はというと‥‥。見る影も無し。

 春分が季節の変わり目と云うこともなく、何かの目印になるというものでもないからでしょうか。

  ~(略)~ それともう一つ影が薄くなる理由として思い浮かぶのは、

 春分の日は、お彼岸の中日でもあり、

 この「お彼岸の中日」のほうが、人々の生活の上では重要で、

 それがために、このお彼岸の中日という言葉の陰で、影の薄かった春分

 ますますその影を薄めてしまったのかも。 ~(以下、略)~ 』


う~む、なるほど‥‥。勉強になります。

また、『俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)のページをめくってみると、

「幹つたふ 春分の日の ひかりかな」(岡部名保子)という句が掲載されていました。

春本番のような句の情景が自然と目に浮かんできますが、

あいにく今年の春分の日は、冬に逆戻りしたような気温で、今も冷たい雨が降り続いています‥‥。


追記

年度末でなにかと慌ただしい日々が続いていますが、

今日の春分の日は週の中日で、老体にとっては有難い休養の日となりました。