忙しい毎日が続いています。
こんな状態がこの先もずっと続くとしたら、果たして身体が持つのか、
ちょっと心配になってきました。
定年退職後のフルタイム勤務は、やはり肉体的には厳しいものがあります‥‥。
さて、今日の朝日新聞「折々のことば」は、
『真の贅沢(ぜいたく)というものは、ただ一つしかない、それは人間関係の贅沢だ。』
という言葉で、いつものように鷲田清一さんの次のような解説がありました。
『飛行士でもある作家は、僚友たちから得たこの教訓を証するような事例をのちに目にする。
長い奴隷生活から解放された老男性。新天地で自由を味わうなか、
「世界がいかに自分と無関係」かを思い知る。そこで持ち金すべてを町の子らへの贈り物に使う。
彼らの「希望の重量」が自分にかかることでやっと、自らの存在を量れたのだった。
「人間の土地」(堀口大學訳)から。』
この解説の中の「希望の重量」というのは、とても含蓄に富んだ言葉ですね‥‥。
人がその一生を送るなかで、「希望」というものがいかに大切な存在であるか、
この歳になって、ようやく分かってきたような気がします‥‥。