昨日の日経新聞「こころの健康学」は、『眠れなくてもなんとかなる』というタイトルで、
認知行動療法研修開発センターの大野裕先生が、次のようなことを書かれていました。
『睡眠の研究者が見つけ出した「睡眠禁止ゾーン」と呼ばれる時間帯がある。
いつも寝つく2時間少し前で、一日のなかで一番頭がさえている時間帯だ。
その時間帯は、眠ろうとしてもなかなか眠りにつけない。
そうすると眠れないと焦って、ますます眠れなくなる。
その結果、眠りにつくのが遅れ、次の日の大事な予定にまで影響してしまうことになりかねない。
専門家の話では、どうやら私たち人間は、眠るのが苦手な動物のようだ。
原始時代にぐっすり眠っていた人たちは他の動物に襲われて亡くなっている可能性が高い。
少しの物音でも目が覚めるような先祖が生き延びて、今の私たちになっている。
そのように敏感な先祖の子孫だから、そう簡単には眠れない。
良い睡眠を取るためには、夜になったらゆっくりとリラックスして時間を過ごすことが大切になるのだ。
早く眠りにつかないといけないと考えれば、それだけ緊張感が高まる。
早く眠ろうとしてそうした心理状態になるのを避けるには、
眠気が強くなってくるいつも通りの時間に自然に寝るのがよい。』
へぇ~‥、「睡眠禁止ゾーン」と呼ばれる時間帯があるのですね‥‥。
そうすると、毎日、午後10時前後に就寝する私の場合は、午後8時前後ということになります。
この時間帯は、夕食の後片付けを終えて、「そろそろこの日記を書き始めよう、
今日はどんなことを書こうかな?‥‥」と思案・模索している状態で、
眠ろうとしても眠られない、「眠りにはもっとも縁遠い時間帯」だと思います。
それよりも私の場合は、午後10時の就寝から午前5時の起床の間に、
最低でも2回、ほぼ決まった時間帯にトイレに行きたくなって目が覚めることが悩みです。
このことはもう慣れっこになっていて、最近ではあまり苦痛に感じなくなりましたが、
「たまには朝まで熟睡してみたい=良い睡眠を取りたい」というのが、
睡眠に関しての私のささやかな望みとなっています。
何の心配もなく、夜、ぐっすりと眠れることは、それだけでとっても幸せなことだと思います。