しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

足元から声援をもらう

昨日、午後6時過ぎから、西の海岸に沈む夕陽を見に行きました。

日経新聞一面コラム「春秋」の次のような文章を読んで、散歩がてら足を運ぶことにしました。


『ズナやタンポポを含め、この時期に咲くかれんな姿を見るたび、造形の妙や生命力の強さに感じいる。

 聖書で神の愛を説くイエスが「野の花を見よ」と呼びかけたわけも、

 信仰心が薄い身ながら納得できる気がするのである。

 「今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる」

 ウイルスとの戦線は広がり、出口の見えない経済の苦境は、まだ続きそうだ。

 しかし、白旗は上げられない。

 野の草のごとく厳しい寒さに耐え、踏まれても再び芽を伸ばし、花を咲かせねばなるまい。

 加えて人間には知恵も勇気もある。宴会自粛で枝を見上げる機会が少なくなりそうな春。

 まず、足元から声援をもらおう。』


「野の花」ではないけれど、西の海岸に沈む夕陽も、時に信仰心に近いものを与えてくれます。

昨日は、名も知らない鳥の群れが水面に浮かんでいて、波の音とも見事に調和していました。

また、前回来た時よりも、夕陽が沈む位置が右に移動していて、

確実に季節が移り変わっているのが実感できました。

今日、西に沈んだ夕陽は、明日はまた、東の空からのぼってきます‥‥。

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