昨晩、NHK BSプレミアムで放映された
「伝説のコンサート“チューリップ in 武道館”」を視聴しました。
1997年に、チューリップが行った日本武道館公演の映像を、
最新技術のリマスター版で放送したもので、幸せなひと時を過ごすことができました。
チューリップの名曲の中から、あえて3曲を選べと言われたら、
私は「サボテンの花」、「夕陽を追いかけて」、「青春の影」を選びたいと思います。
特に、「サボテンの花」は1975年(昭和50年)の3月、
京都での辛い大学浪人生活を終え、東京に旅立つ時に、ラジオから度々流れていた曲で、
「♬ 思い出つまったこの部屋を僕も出てゆこう
ドアにカギをおろした時 なぜか涙がこぼれた」の歌詞を聴くと、
京都駿台予備校・下鴨至誠寮の、3畳の自分の部屋に、最後に鍵を閉めた瞬間のことを、今でも思い出します。
そして、歳を重ねるごとに、「夕陽を追いかけて」が好きになりました。
今でも時々、「西の海岸」に沈む夕陽を、無性に見たくなるのは、
加山雄三さんの「夕陽は赤く」とともに、
この曲から受けた影響が大きいのではないかと思っています。
そして、名曲と言えば、今日の日経新聞社会面に、次のような記事が小さく掲載されていました。
『ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」に出演し、
中心人物「トラップ大佐」役を演じた俳優のクリストファー・プラマーさんが2月5日、
米東部コネティカット州の自宅で死去したことが分かった。複数の米メディアが報じた。91歳だった。』
この映画を観たのは、滋賀県大津市に住んでいた、小学生の頃でした。
人生で始めてみた観た「洋画」が、この「サウンド・オブ・ミュージック」です。
この映画のなかでも忘れ難いのは、トラップ大佐が唄った「エーデルワイス」です。
♬ Edelweiss Edelweiss Bless my homeland forever
(エーデルワイス エーデルワイス 永遠に我が祖国を祝福しておくれ)
翻って、つくづく私の人生は、これらの名曲に支えられてきた人生だったと、感謝しています‥‥。