しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

50年という歳月

日本列島から過ぎ去った台風14号は、どうやら本格的な秋も運んできたようです。

今日は、いきなり気温がぐんと下がり、肌寒いくらいでした‥。


さて、昨日、NHKで放映された「僕の“最後の歌”を届けたい~財津和夫 TULIPラストツアー~」は、

感動的な番組でした。財津さんが感極まって涙し、歌えなくなったシーンには、私ももらい泣きしました。

テレビ画面に映る財津さんは、それ相応に年を取られたという印象です。

そして、財津さんと同じように、私も年を取りました。


チューリップはその全盛期が、ちょうど私の高校、大学時代と重なっていて、

まさに、「青春そのものを具現化した存在」と言っても過言ではありません。

「心の旅」や「夏色のおもいで」、「悲しきレイン・トレイン」などのお気に入りの曲のほかに、

私の人生の支えになった曲が、チューリップには三つあります。


その一つは、この日記で何回も触れた「サボテンの花」です。

京都で大学浪人生活を送っていた頃、「♬ この長い冬がおわるまえに 何かをみつけて生きよう

何かを信じて生きてゆこう この冬がおわるまで」という歌詞に、とても励まされました。


二つ目は、「夕陽を追いかけて」です。

大学時代、この曲を聴くたびに、「西の海岸」に沈む美しい夕陽を懐かしく思い出しました。

故郷を離れて、あらためて故郷のありがたさが理解できた曲でもあります。

加山雄三さんの「夕陽は赤く」とともに、「夕陽の名曲」だと思います。


三つ目は、「青春の影」です。

ビートルズの「The Long And Winding Road」をモチーフにしたとされるこの曲は、

チューリップの数多いヒット曲の中でも、「名曲中の名曲」だと私は思っています。

人生に終わりを告げるとき、「The Long And Winding Road」か、この曲を流してほしいというのが

家族に向けての私の願いです。(家族にまだ話したことはありませんが‥‥)


50年という歳月、これらの曲で励まし、そして支えていただき、ありがとうございました。

「50周年記念ツアー」は、来年の7月まで続くようですが、無事に終了することをお祈りしています。