Windowを更新してからずっと、ストレスフルな日々が続いています。
パソコンの電源を入れてから起動するまで長時間を要するほか、一つひとつの作業にも時間がかかります。
素人ではその原因が分らないだけに、余計に腹立たしく思います。皆さんのパソコンは大丈夫ですか?
さて、一昨日から、二十四節気の「立春」(2/3 ~ 2/17)、
七十二候では「東風凍を解く(はるかぜこおりをとく)」(2/3 ~ 2/7)となりました。
暦に呼応するように、昨日は、関東地方で「春一番」が吹いたそうです。
気象庁によると、統計を取り始めた1951年以降、最も早い記録とのこと‥。
立春とはいえ、これからも、まだまだ寒い日が続きそうですが、暖かい春は一歩一歩近づいています‥‥。
ところで、今月2日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、詩人・最果〈さいはて〉タヒさんの
「譲れない部分で対立したのなら、険悪になってもいいのではないか。
当たり前の、健全な出来事に思えてなりません。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『人は親密さをさも美しいことのように語るが、
人間関係を最優先するその語りに抗(あらが)いたいと詩人は言う。
自分がほとんどの人にとってどうでもよい存在だと思い、
そう思うようにして生きてきたのに、先に親密さを言われると、
対立の先にあってほしい優しさまで歪(ゆが)むと。
連載コラム「最果からお届けします。」(「ちくま」2月号)から。』
う~む、なるほど‥‥。
ちなみに、先日読み終えた「現代語訳 論語と算盤」(渋沢栄一著、守屋敦訳:ちくま新書)にも、
次のようなことが書かれていました。
『いやしくも人とし生まれ、特に青年時代において絶対に争いを避けようとするような
卑屈な根性しかないと、到底進歩したり成長したりする見込みはない。
また社会を進歩させていくためにも、争いが必要なことはいうまでもないだろう。‥‥』
子どもの頃から「争い」が苦手な、小心者の私には、とっても耳が痛いお言葉です。
それはそうと、朝日新聞デジタル版によると、
この「折々のことば」は、2月3日から、しばらくお休みするそうです。
鷲田さんがしばらく休養された後に、再開されるとのことではありますが、
毎日、どんな言葉に出合えるか、楽しみにしていただけに、とても残念です。
鷲田さんは体調がお悪いのでしょうか?
もしそうであるならば、一日も早い回復をお祈りしています。