同居している父は、今日で92歳となりました。
最近の父は、自分の部屋の南側の窓側に座って、
ぼんやりと庭のヤマモミジを眺めることが多くなりました。
また、認知症も日々進行しているようで、
松前町で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを伝えても、
「あぁ、そうかな‥、それは大変じゃ‥」という返事だけで、
事の重要性をよく認識していないようにも感じます。
その一方、食欲は旺盛で、私の妻が作った料理を残すことはなく、
晩酌も欠かしたことがありません。
また、最近は、デイサービスで碁を打つお相手ができたようで、施設に通所するのが楽しみのようです。
頑固な言動に、時に閉口し、また腹只たしく思うことは多々あれど、
「命の仕舞い方」というものを、身をもって教えてくれているのだと、
自分に言い聞かせている毎日です‥‥。