しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

彼岸に、入り花を立てる

今日19日は「彼岸入」です‥‥。

妻と二人で開店直後の産直店でシキビを買い求め、その足で墓地に向かい、実家のお墓参りを済ませました。


「彼岸入」といえば、亡き母や叔母から「彼岸に、入り花を立てるな!」と言われてきました。

若い頃は、「それって縁起が悪いからなのかな‥?」と思っていましたが、

その含意は、「彼岸に入って慌ててお墓参りをするのではなく、普段からお墓掃除やお墓参りをしておく。」

ということを知ったのは、ずいぶん後になってのことでした。

「何事につけ、不義理をしないにように」という先祖の教えなのでしょうか‥‥?


そして今日19日は、郷土が生んだ偉大な俳人正岡子規の命日「子規忌」でもあります。

「子規逝くや 十七日の月明(げつめい)に」(高浜虚子)

『日めくり子規・漱石~俳句でめぐる365日』(神野紗希著:愛媛新聞社)には、

『‥‥明治35年の今日、深夜1時に、子規は息を引き取った。

 子規庵に宿直していた虚子は、川東碧梧桐の知らせに飛び出す。

 夜空には旧暦8月17日、十五夜から2日後の、やや欠けた月が輝いていた。‥‥』との解説があります。


時は移り変わり、令和2年9月19日の月は「三日月」となっています‥‥。

明日は、妻の実家のお墓参りに行く予定です。