しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

まわっているけど、前進しない

今日の愛媛新聞に、「身捨つるほどの祖国はありや」というタイトルの本の広告が掲載されていました。


この本の著者とその内容にはほとんど関心がないのですが、

この広告を見て、寺山修司の代表的な短歌、

「マッチ擦る つかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの祖国はありや」を思い出し、

久しぶりに本棚から、『ポケットに名言を』(角川文庫)を取り出してみました。


そこには、この歌のほかに、次のような名言の数々があります。

・なみだは人間の作るいちばん小さな海です

・人類が最後にかかる、一番重い病気は「希望」という病気である。

・「すべてのインテリは、東芝扇風機のプロペラのようだ。まわっているけど、前進しない。」

・明日何が起こるかわかってしまったら、明日まで生きるたのしみがなくなってしまうことだろう。

・私は私自身の記録である。

・あたしはあなたの病気です。


コロナ禍の今、読み直してみると、なかなか味わい深い名言が並んでいることに気付きます。

特に、「まわっているけど、前進しない」なんか‥‥。