「制度というものは、はっきりした欠陥が見つからない限り軽々に改革すべきではない。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『改革にはつねに「意図と帰結の不一致」ということが潜むからだと、経済学者は言う。
現にある制度も人びとの数え切れない「試行錯誤」を経て残されてきたもの。
人の知性はすべてを正確に知ることのできぬ不完全なものだから、
目前の困難も「パッチワーク」を重ねつつ、切り抜けるほかない。
「抜本的改革」なるスローガンには注意すべしと。「経済社会の学び方」から。』
う~む、なるほど‥‥。よく分かりました。
折しも、衆議院選挙が来週の19日に公示され、本番の選挙戦に入ります。
「抜本的改革」を声高に叫ぶ候補者や政党には、くれぐれも「注意」したいと思います。
ところで、今日、いつものようにウォーキングのため町立「松前公園」に行くと、
グラウンドでは、数名のコーチのもとで、二十数名の小学生を対象にしたラグビー練習が行われていました。
立ち止まって、しばらく練習風景を観ていると、皆、球さばきがとても上手です。
よく見ると、女の子も2~3人いました。
ひょとすると、この子たちの中から、ラグビー日本代表が生まれるかもしれない‥‥。
そんなことを夢想した次第です。将来が楽しみです‥‥。