今日4日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、文筆家・平川克美さんの
「経済合理的」に考えることは、単なる思考法の一つだが、
すべてのことを経済合理的にしか考えないのは信仰である。』という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『合理的に考え、ふるまうことは重要だが、
合理性には科学的、医学的、経済的など時に対立する種々の見地がある。
「経済合理性」が他の合理性を呑(の)み込み、
しかも「極めて短期的な利益の最大化のための道具」と化している社会は、
歪(いびつ)で、だからひどく脆(もろ)いと文筆家は言う。
論考「止(や)むを得ず、贈与経済。」(「ちゃぶ台」秋/冬号)から。』
今、昨年末に購入した「経済学の思考法」(佐伯啓思著:講談社学術文庫)を読み進めています。
このコラムを読んで、本の著者・佐伯先生も、
同じような趣旨のことを述べられているのではないかと、今の時点では感じています。
読み終わったら、この日記に読書感想文を書きたいと思います。