町立図書館で借りてきた『ベストセラー炎上~妙な本が売れる変な日本』
(西部 邁、佐高 信著:平凡社)を読了しました。
サピエンス全史(下)と一緒に借りてきた本で、こちらの方を先に読むことにしましたが、
正直、実に後味の悪い本、大衆をバカにした本でした。身銭を切らなくて良かったです‥。
お二人の対談は、上から目線で、しかも口汚く、他者(著者)に対する最低限のリスペクトというか、
批評家としての最低限の品性というものが、私にはほとんど感じられませんでした。
我慢して最後まで読み切りましたが、時間の無駄遣いをしたように思います。
何十冊かに一冊の割合で、この手の「中身のない」悪書に巡り合うことがあります‥‥。
追記
本書の俎上に載せられているのは以下の本ですが、
こちらの方がよほどまともな本ではないかと思ったりもします‥‥。
・勝間和代「断る力」 ・村上春樹「1Q84」 ・内田樹「街場のメディア論」
・竹中平蔵「「改革」はどこへ行った?」 ・稲盛和夫「生き方」
・塩野七生「日本人へ リーダー篇」「日本人へ 国家と歴史篇」