今日は、町立図書館に行って、9月25日(日)から10月1日(土)までの、
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは9月30日(金)、白洲正子の
「つかの間の秋晴れを、心配しつつすごすなんて、そんなもったいないことが出来ようか。」
という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『戦争を何度も経験してきた人は、戦火のただ中にあっていたずらに不安を叫ぶだけだと、
さらに悲惨な結果を招くことになると思い知っていると、随筆家は言う。
それを知るからこそ、人生を楽しもうとするのだと。生きていることの有難さを殊に痛切に感じるのは病人。
「人みな生を楽しまざるは死を恐れざる故なり」という「徒然草」の一節も引きつつ。「美の遍歴」から。』
う~む、なるほど‥。「人みな生を楽しまざるは死を恐れざる故なり」ですか‥‥。
徒然草には、こんな名言もあったのですね。
ところで、今日の町立図書館には、低学年の小学生が大勢来ていました。
どうやら、地元松前小学校の課外授業のようです。
新聞を読んでいた私のテーブルの近くに来た女子児童に、「何年生ですか?」と尋ねたら、
指を二本立てて「二年生です!」という元気な答えが返って来ました。
その女子児童が手にしていた1枚のワークシートには、「見たこと・分かったことを メモしよう」
という表題があって、その下にはたくさんのメモが書かれていました。
次に、若い男の先生が近くを通りかかったので、「先生、これは何の授業ですか?」と尋ねたところ、
「生活科の授業なんです」という返答がありました。
それぞれの児童の皆さんは、ワークシートにどんなことを書いたのでしょうね‥?
知る由もありませんが、私としては、皆さんが本と図書館を好きになってもらいたいです。
本を読むと、自由な世界が拡がりますよ、きっと‥‥。