しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

崇高なものを宿す場所

町立図書館は、今年は今日から開館したので、昨年12月24日(日)から30日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。


この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。

まず、12月25日(日)の「ことば」は、松岡享子さんの

「心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、

心の中に、サンタクロースを収容する空間をつくりあげている。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『子どもにサンタクロースの話をするのは、「見えないものを信じる」能力(キャパシティ)を養うためだと、

 児童文学者は言う。サンタの話を聞いた子の中には、サンタがいなくなってもサンタのいた空間は残る。

 「ふしぎの住める」この空間は、「のちに、いちばん崇高なものを宿すかもしれぬ」

 そんな心の場所なのだと。「サンタクロースの部屋」から。』


このコラムを読んで、以前にこの日記に書いた、アメリカの新聞社の社説のことを思い出しました。

再度、今日の日記に過去記事を貼り付けておきます。

「この世のいちばんたしかで本当のものは、大人の目にも子どもの目にも見えないのです」ものね‥‥。
miyoshi-s.hatenablog.com

追記

12月24日の同紙一面コラム「天声人語」の「クリスマスの料理教室」というコラムも、

深代惇郎さんの筆致を偲ばせるような、心の琴線に触れる内容でした‥‥。