しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

せつない、ということばの重み

昨日の続きです‥。


2023年12月26日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、石垣りんさんの

「せつない、ということばの重みは、心の中のどの部分に寄りかかろうとするのでしょうか。」

という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『家族6人の生活を銀行員として独り支えてきた詩人。

 入院中の叔父を見舞い心ばかりの金を手渡した時、「せつないのぉ」と叔母が言った。

 いろいろな感情が押し寄せ、錯綜(さくそう)する中、「納められる税金を「せつなく」受け取って、

 大事に使ってくれる施政者はいないのでしょうねぇ』と呟く。

 随想「せつなさ」(「朝のあかり」所収)から。』


はぃ、この「ことば」とその「解説」を読んで、「爾俸爾禄 民膏民脂 下民易虐 上天難欺」

「爾(なんじ)の俸 爾の禄は 民の膏(こう) 民の脂(し)なり 

下民(かみん)は虐(しいた)げ易(やす)きも 上天は欺(あざむ)き難し」という言葉を思い出しました。


地方自治小六法」(学陽書房)の地方公務員法の最初のページに、

今でもこの「戒め」は掲載されているのでしょうか‥?

地方公務員としての心構えを端的に表した言葉だと思います‥‥。