今日は町立図書館に行って、9月24日(日)から9月30日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間も印象に残る言葉が盛りだくさんでした。
まず、9月24日(日)と9月25日(月)は、それぞれヘンリー・D・ソローの
「大学は、顕微鏡や望遠鏡で世界を覗(のぞ)いて研究する方法は教えても、
自分の目で見る方法は教えません。」、「最も速い旅人は、足で歩く人である」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、それぞれ次のような解説がありました。
『自分で掘り出した鉄鉱石を調べジャックナイフを作った青年と、大学で冶金(やきん)学の講義を聞く一方、
親からペンナイフを贈られた青年と、どちらが人として成長したかと、
米国の作家・ナチュラリストは問いかける。
生きるために本当に必要な注意力を研ぎ澄ましてくれるのは経験なのだと。
「ウォールデン 森の生活」(今泉吉晴訳)から。』
『列車に乗ればかんたんに遠くへ行ける。でも、そちらに向けて今すぐ歩きだすのと、
運賃を稼ぎだすための労働をしてから出発するのと、どちらが先に着くだろうかと、
米国の作家・ナチュラリストは言う。現代の発明は「キンキラの玩具」みたいで見栄も効率もよいが、
未知のものと遭遇する機会まで削いでしまうとも。「ウォールデン 森の生活」(今泉吉晴訳)から。』
う~む、なるほど‥‥。
「生きるために本当に必要な注意力を研ぎ澄ましてくれるのは経験」
「最も速い旅人は、足で歩く人である」ですか‥。どちらも含蓄に富む「ことば」とその「解説」でした。
大学生の頃、「自分の目で見る方法」を自ら学び、そして身につけるべきでした。
最近、反省ばかりしています‥‥。