午前中、松前公園を散歩していた時、ツクツクボーシの鳴く声が聞こえてきました。
9月は明日で終わりだというのに‥‥。
その帰りに、町立図書館に行って、9月18日(日)から9月24日(土)までの、
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは9月24日(水)、山根基世さんの
「こころざしが胸に生まれれば‥自分を照らしてくれる光になるのよ。時間がかかるでしょうけれども、
自分の灯は自分でつけないと」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『上司の「沽券(こけん)を傷つけてはいけない」と思い込んで萎縮していないかと、
NHKの元アナウンサーは体験をまじえ語る。
人と対等に意見を交わす態度が成熟していないと気づき、子どもの話し言葉を育む活動を始めた。
やっと自分のすべきことが見えたと。インタビュー「こころざしって何だろう?」
(「暮らしの手帖」5世紀20号)から。』
「自分の灯は自分でつけないと」ですか‥。私も「心したい」と思います‥‥。
今、NHKでは「映像の世紀バタフライエフェクト」が放映されていますが、
最初にこの番組を見た時に、ナレーションを務められているのが山根さんだと、すぐに分かりました。
その気品のある淡々とした語り口は、他の方とはちょっと違う、何とも言えない魅力があります。
歴史の証人である「映像の世紀」には、欠かせない人材だと思います‥‥。