しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「想像の芽」を摘まない

昨日は、約二週間ぶりに町立図書館に行って、4月9日(日)から4月15日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。


この一週間で印象に残ったのは、4月9日(日)と4月14日(金)の「ことば」でした。

まず、4月9日(日)は、鶴見俊輔

「正しさの上に正しさをつみあげるという仕方で、ひとはどのように成長できるだろうか。」

という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『ある小学校で算数の教師が黒板に円を書き、児童に書き写すよう求めた。

 一人の児童がみなよりうんと遅れてようやく書き上げたのは、

 黒くべた塗りした上に円を白抜きにした画(え)であった。

 人生の問題、人類史の問題にはいろんな答えがありうる。

 間違いもふくめ別様の答えの内に潜む豊かな「想像の芽」を摘んではならないと、哲学者は言う。

 「教育再定義への試み」から。』


う~む‥‥。 すごい小学生がいるもんですね。私にはとても真似ができない「答え」です‥。

その後、この小学生はどんな人生を歩んだのかな?

今の日本が低成長に苦しんでいるのは、このような人材が少ないことが、一つの遠因なのかもしれません‥‥。


追記

今日は町役場に行って、父逝去に伴う諸手続きを済ませてきました。

保険課(医療保険介護保険関係)→町民課(年金関係)→税務課(固定資産税と町民税関係)と順に、

いずれも若い職員の方が対応してくれましたが、とても親切に教えてくれました。

少し肩の荷が下りたような気がしています‥‥。