しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

歴史の「語り手」に変わるために

今日は町立図書館に行って、4月16日(日)から4月22日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。


この一週間で印象に残ったのは、

4月18日(火)、4月21日(金)、そして4月22日(土)の「ことば」でした。

まず、4月18日(火)は、オリガ・ホメンコの

「負けた側は歴史の教科書を書くことはできないので、その物語はほぼ知られないままである。」

という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


ウクライナは長らく異国にその地図を描かれてきた。再び侵攻を受ける今、

 人々は「敗者」の立場ではなく自らの歴史の「語り手」に変わろうとしていると、

 ウクライナ出身の作家・日本研究者は言う。

 それは侵攻側の内部で抑圧されている人々についても言えよう。

 ウクライナ人にとっての故郷と国境」(「Voice」4月号)から。』


う~む、なるほど‥‥。

ウクライナの人々は、自らの歴史の「語り手」に変わるために戦っているのですね‥。

ところで、図書館という静謐な環境に身を委ねていると、自然と気持ちが落ち着きます。

悪戦苦闘する日々の中で、私にとっての貴重な心のオアシスです‥‥。