昼の時間が一年で最も長い「夏至」の今日は、あいにくの雨となりましたが、
町立図書館に行って、6月11日(日)から6月17日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、
6月11日(日)と6月13日(火)、そして6月15日(木)の「ことば」でした。
まず、6月11日(日)は、池内紀(おさむ)さんの
「孤独でいるために、まわりに人を必要とする」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『「とびきり静かな場所」があってこそウィーンは音楽の都なのだと、ドイツ文学者は言う。
カフェがその一つ。孤独にふけるのにうってつけの場所なのだと。
「心やさしい孤独家」は、人々が無名のまま隣りあうこの場所でそっとおのれを解(ほど)く。
群衆の中に埋もれるかのように。随想「孤独家にぴったりのウィーンカフェ」
(中央公論新社編「世界カフェ紀行」所収)から。』
う~む、なるほど‥‥。
「無名のまま隣りあう場所」がカフェの別名なのですか。そして、そこで「おのれを解く」‥。
「孤独でいるために、まわりに人を必要とする」は、けだし名言だと思います‥‥。