昨日の続きです‥。
6月13日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、三浦まりさんの
「〈政治の力〉によって社会は良い方向に変えられるという感覚を‥もう一度身につけたい。」
という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『バブル崩壊後30年の間に失われたのは、経済成長である以上に、
人びとのこうした感覚であったと、政治学者は言う。
問題は、差別を解消し、不公正をきちんと正してゆく「政治の力」が弱まったことにあると。
それはとりもなおさず私たち市民の力の衰弱でもある。
連載論考「「変わらない」を変える」(第1回、「世界」6月号)から。』
う~む、なるほど‥‥。
バブル崩壊後30年の間に私たちが失ったのは、経済成長だけではなく、
「政治の力」でもあり、「市民の力」でもあったのですね‥。
そのように指摘されると、なるほどそうだったのかもしれないと納得しました。
なお、三浦まりさんは上智大学の教授で、今日の愛媛新聞の紙面に、
世界経済フォーラムの男女格差報告に関連して、次のようなことを述べられていました。
『‥‥政治には他の分野を動かすダイナミズムがある。有権者も「どうせ変わらない」と諦めず、
投票によって社会をよい方向に進めて生きたい。』
はぃ、政治や社会を変えるには、投票行動が最初の一歩のようです‥‥。
追記
昨日の日記に追記で書くのを忘れましたが、6月11(日)の「天声人語」に、
中学生らしき制服姿の女の子たちの会話が紹介されていました。
曰く、「きのうさー、先生にさあ、ボロクソほめられちゃったんだ」。
ほかにも、「前髪の治安が悪い」「気分はアゲアゲ」など。
コラムニスト氏は、「多くの人が使えば、それが当たり前になっていく。」と指摘していました。
まさに、「言葉は生き物」なのですね‥。