昨日の続きです‥。
2月6日(月)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、桐野夏生さんの
「一冊の本には、その中に大きな世界がある、という神通力があった。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『「自粛」は容易に他人の自由の束縛に裏返る。
コロナ禍の中、隣人を取り締まるのが警察ではなく一般市民だったことを、作家は危ぶむ。
その不寛容さの醸成にネットでの「歪(いびつ)な世論形成」が一役買う。
人の弱さ、愚かさを描いてきた小説も、文脈も背景も削がれた単なる文学資料として検閲対象になると。
「大衆的検閲について」(「世界」2月号)から。』
う~む‥‥。
今回の「ことば」と「解説」には、どんな繋がりがあるのかな‥? ちょっと分かりません。
たぶん、「大衆的検閲について」の桐野さんの原文を読めば、鷲田さんの解説も理解できるのでしょうね。
「一冊の本には、その中に大きな世界がある」という「ことば」そのものは、私にも理解できます‥‥。