しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

大義に煽られないという構え

資料の点検・整理と図書館システムの変更に伴い、

明日から町立図書館は、2月28日(火)まで長期の休館となります。


そこで今日、町立図書館に行って、2月5日(日)から2月11日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。


この一週間で印象に残ったのは、2月5日(日)と2月6日(月)、そして2月7日(火)です。

まず、2月5日(日)は、鶴見俊輔さんの

「正義に引きずり回されたくない。それはひとつの政治思想です。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


終戦を挟んで、大義を唱える人たちの立場の変転を目の当たりにした哲学者は、

 運動や投票といった行動だけが政治的なのではないと言う。

 確かな政治意識やプログラムをもたなくても、これは大事、これは困る、

 これはなくてもいいなというふうに、何ごとも「平常心」でもって判断し、大義に煽られないのも、

 政治的な構えの一つだと。「人生相談 谷川俊太郎対談集」から。』


う~む、なるほど‥‥。

「何ごとも「平常心」でもって判断し、大義に煽られないのも、政治的な構えの一つ」ですか‥。

しかし、この「何ごとも「平常心」でもって判断する」というのが、とっても難しいように思います。

多種多様の「正義もどきの情報」が氾濫する、今のネット社会では特に‥‥。