しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

道義の根本とは‥‥

今日は町立図書館に行って、4月30日(日)から5月6日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。


この一週間で印象に残ったのは、5月1日(月)と5月4日(木)の「ことば」でした。

まず、5月1日(月)は、岡潔

「道義の根本は人の悲しみがわかるということにある。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『このことが基本にあってこそ人は日々安心して暮らせるのだと、数学者は説く。

 だが悲しみの感情とは難しいもの。

 これを「人が悲しんでいるから自分も悲しい」という程度にまでわかるには時間がかかると。

 リアルで、時に冷厳にさえ映る政治的決定も、根本はここになければならないと思う。

 わからないと言い切ることとわかろうとすることとは大違い。

 「春宵(しゅんしょう)十話」から。』


う~む、なるほど‥‥。「わからないと言い切ることとわかろうとすることとは大違い」ですか‥。

そして、政治的決定も、根本は「人の悲しみがわかるということ」というのも、そのとおりだと思います。


さて、この日の紙面から、「折々のことば」は、一面右上の一番目立つところに掲載されることになりました。

また、文字の大きさも1~3面と社会面などを対象に、以前より大きくなりました。

シニア層にはとても有難い取組みです‥‥。


追記

父方の叔母夫婦が、祭壇のお線香を立てに我が家にやってきました。

父が施設で履いていた、まだ新しい介護用の靴を、

義理の叔父がデイサービスに通う際などに、引き続き履いてくれることになりました。

役に立てて、父もきっと喜んでいると思います‥‥。