しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

不気味なものは不気味なもの

昨日の続きです‥。

6月30日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、安部公房

「その日常を想像しえないということは、ひどく不気味なことなのである。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『ヘビに対する人の異様な嫌悪は、樹上生活をしていた頃の天敵への恐怖の名残だとする説もあるが、

 作家は、ヘビがわれわれヒトとほぼ同じ生活圏に棲息(せいそく)しながらその「日常」が知れず、

 擬人化しにくいところに理由があると言う。

 人は自らの日常にしがみついていると、その外にあるものがみな不気味に見える、

 そんな「偏狭な視野の持ち主」になると。「砂漠の思想」から。』


う~む、なるほど‥‥。

「人は自らの日常にしがみついていると、その外にあるものがみな不気味に見える」ですか‥。

私の場合、ヘビにはそれほど嫌悪感を抱かないのですが、

手のひらサイズの蜘蛛やゴキブリを家の中で発見すると、強烈な嫌悪感を抱きます。

同じ生活圏に棲息しているとはいえ、こればかりはご勘弁を願いたいです。

「不気味なものは不気味なもの」ですよね‥。

ご指摘の「偏狭な視野の持ち主」とは、ちょっと次元が異なるように思います‥‥。