昨日の続きです‥。
9月19日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、老子の
「企者不立、跨者不行」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『「企(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」と読む。
爪立ち伸び上がる者は立ち尽くせず、大股で歩く者は長く歩き続けることができないという意味。
つまり自分を見せびらかす人も、自分がつねに是(ただ)しいとする人も、物事は見えていない。
余計なもの、無用のもの、そんな贅肉(こぶ)のようなものに拘っているからだと古代中国の賢者は言う。
はぃ、このほかにも老子の言葉で私のお気に入りは、
「上善は 水のごとし」「その光を和し その塵に同じくす」「大患を尊ぶこと 身のごとし」
「これに随えば 後(しりえ)を見ず」「多ければ 則ち惑う」「勝ちて 美とせず」「光ありて 輝かさず」
「千里の行は、足下より始まる」「天網恢恢、疎にして失わず」「正言(せいげん)は 反のごとし」‥‥。
う~む‥‥。こうして並べてみると、けっこうたくさんあります。論語には及ばないけれど‥‥。
さて、『不死身の特攻兵~軍神はなぜ上官に反抗したか』(鴻上尚史著:講談社現代新書)を読了しました。
本書でも触れられているように、内容は「陸軍特別攻撃隊」の記述にほぼ準拠していて、
ちょっと閉口したというのが正直な気持ちです。
不朽の名作「陸軍特別攻撃隊」の方を読まれることをお勧めします‥‥。