しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

読まねばならぬという焦燥

明後日から10月だというのに、今日も信じられないぐらいの暑さでした。

西日が当たる部屋の室内温度は33℃を超えていました。

そして、さらに身体にダメージがあったのは、昨日に「XBB.1.5」対応ワクチンを接種したからだと思います。

倦怠感があったので外に出る気力もなく、終日、室内でゴロゴロしていました。


さて、昨日の続きです‥。

9月20日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、井伏鱒二

「本は読まないで置いておくと、『読んでくれ』と夜泣きする」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『作家の開高健は文豪宅を訪れた時、書斎に広辞苑しかないのを見て、なぜ蔵書がないのか訊(たず)ねた。

 開高はこの返答に倣って自身の蔵書も売り払ったと言う。

 これを聞いて真似(まね)た編集者・島地勝彦は、

 それが願望であって、実は地下室に詰まっていたのではと、訝(いぶか)しむ。

 机の背後に置かれた本は、読まねばならぬという焦燥を表すだけのものが多い。

 島地の「甘い生活」から。』


はぃ、私も島津さんの「実は地下室に詰まっていた」という見立てに賛同します。

文豪に蔵書がないというのは、にわかには信じられません。

そして、「読まねばならぬという焦燥を表すだけのものが多い」というのが普通の感覚のような気がします。

もっとも私の場合は、積読本があっても、それだけでなぜか安心するタイプなのです‥‥。


追記

今朝は4時30分頃に目が覚めたので、そのままラグビーW杯をテレビ観戦しました。

日本はサモアに「28」対「22」で辛くも勝利しましたが、

サモアの最後まで諦めない気力溢れるプレーには感服しました。

「勝ててよかった」というより、「負けなくてよかった」という感じです‥‥。