しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「あと片付け」という「繋ぎ目」

今日から12月となりました。月日が経つのは早いもので、今年もあと一か月です‥。

12月になると、真っ先にユーミンの名曲「12月の雨」を思い出します。

この曲が巷に流行った年頃までは、12月は私の大好きな月でした。

自身の誕生月であり、クリスマスや大晦日、そして間近に迫るお正月‥。

ところが、歳を重ねるにつれ、12月は寒さを耐え忍ぶ月となりました。

今日もそんな寒い一日となりました‥。


さて、昨日の続きです‥。

11月22日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、幸田文

「くろうとはどの道の人も、みなあと片付けがうまい。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『いけ花の先生が花を生け終えた後、不用になった枝を三寸くらいに切り揃(そろ)えてまとめた。

 その様を見て塵(ちり)さえ愛(いと)おしく思えたと、作家はいう。

 障子を張り替える経師屋(きょうじや)さんは次に家人が掃除にかかりやすいように片付ける。

 人情のこもった仕舞い方とその「ゆとり」は、

 次の仕事への「あと片付け」という「繋ぎ目」から生まれると。

 随筆集「老いの身じたく」(青木奈緒編)から。』


はぃ、不器用な私は、あと片付けも不得手だけれど、

せめて人生の仕舞い方だけは「うまくできたらいいな」、そんなふうに思っています‥‥。