しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

ものの見方に歪みがないか?

気温が上昇して、2月とは思えない陽気となりました‥。


さて、昨日の続きです‥。

2月5日(月)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、松井彰彦さんの

「状況を説明するために作り出された話がいつの間にか「本当の話」になる。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『例えば仲間外れ。外された当人は外されたから無口にならざるをえなかったのに、

 逆に、無口だから仲間外れにされたという話になる。株価や貨幣の信用から諸々の社会的決定まで、

 「真実」はしばしばみんなの意見で作られると、経済学者は言う。

 差別一つとっても、原因は差別される側ではなく、差別する側のものの見方の歪みにあると。

 「高校生からのゲーム理論」から。』


なるほど‥‥。「真実はしばしばみんなの意見で作られる」ですか‥。

示唆に富むご指摘だと思います。

「ものの見方に歪みがないか?」、私も自己点検を怠らないようにしたいです‥‥。


追記

久しぶりに、小澤征爾さんのベストアルバムの中から、

ワグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲」を聴きながら、

今日はこの日記を書きました。

大学の卒業式に演奏された曲でもあり、いつ聴いても感動します‥‥。