雷が鳴って、本降りの雨となりました。こんなにまとまった雨が降るのは久しぶりです‥。
さて、先週12日(土)の朝日新聞に、衆院選2024に関連して
歴史社会学者の小熊英二さんが、「よき統治のために」というタイトルの論評を寄稿されていました。
そこには次のようなことが書かれていました。
『‥‥よい統治とは何か。それは当該社会の構成員が幸福を追求する条件を整えることだ。
では幸福とは何か。古代ギリシャ哲学では、人間の幸福は「善くあること」だと考えられていた。
各自に役割があり、人として認められ、健康に日々の仕事をしている状態だ。
現代日本語なら「みんなに居場所がある」「誰もが一人前と認められる」「各人の尊厳が保たれている」
にあたるだろう。こうした幸福は英語では「ウェルビーイング」と訳される。
「善く(well)ある(being)」という意味だ。
それは「楽しい」「おいしい」などの瞬間的な喜びを示す「ハッピネス」とは区別される。
よき統治(グッドガバナンス)とは構成員がこうした意味での幸福を追求する条件を整えることである。』
なるほど、「よき統治」とは、「当該社会の構成員が幸福を追求する条件を整えること」なのですね‥。
誰が、どの政党が、「よき統治者」としてふさわしいのか。
選挙で投票する際の参考にしたいと思います‥‥。