私が勤めている職場は、
様々な課・室で組織されている総合行政庁舎(出先機関)なのですが、
その庁舎に勤務している若手職員が構成員になって、
職場の活性化を図るための研究会を立ち上げています。
このたび、その若手職員による活性化研究会が、
東日本大震災復興支援を目的に、
ボランティア活動を通して庁舎内の職員同士の交流を深めるとともに、
被災地への社会貢献及び支援気運を醸成するため、
2月7、8日の2日間、チャリティーフリーマーケットを開催する運びとになりました。
フリーマーケットの売上金は、「えひめ愛顔の助け合い基金」という
県が被災者支援のために設置した基金に寄付されることになっています。
私は、国語辞典と漢和辞典を出品しました。
これらの辞典は、私の娘が高校入学時に購入したものですが、
娘はほとんど勉強しなかったせいか、まるで新品(?)のようにキレイです。
なんとか買い手がみつかればいいのですが‥‥。
さて、被災地の復興といえば、
日経新聞「経済教室」で、「復興予算執行の課題」が連載されています。
昨日(2日)は、同志社大学の林敏彦教授の「産業・雇用の回復 最優先を」でした。
林先生は、被災地の経済発展には、
公的資金よりも民間資金と民間事業者の奮起が必要であることを指摘されています。
ところが、次のような状況があるそうです。
『被災地の外からは多くの人が被災地の復興に心を寄せているにもかかわらず、
被災県の銀行に集まった預金は復興資金として活用されることなく、
国債投資に回り国の借金を賄っている。
皮肉なことに、国が被災地を支援するのではなく、
資金の流れとしては被災地が国の財政を支援しているのだ。
「3・11」後の東北では、経済発展のための資金循環が機能していない。』
う〜ん、思わず絶句しました。
世の中はどうしてこうも不条理なことが多いのでしょうか?
いろいろな人の「資金」が真に被災地の復興に生かされることを願うばかりです。