昨日26日の「溜池通信・不規則発言」を読んで、
「ジェロントロジー」という言葉を知りました。
この「ジェロントロジー」について、次のように書かれていました。
『最近になって、ジェロントロジーという言葉があることを教わった。
要は「老年学」ということで、長寿化、高齢化が進むと
社会経済にはどんなことが必要になるかを研究するものだとか。
何と慶応大学には、
「フィナンシャル・ジェロントロジー研究センター」なるものもできている。
つまりその金融版というわけ。今後、非常に重要性を増す研究分野だと思う。
例えば今は「高齢者の金融資産」というと、
オレオレ詐欺からどうやって守るか、遺産相続で揉めないためにどうするか、
といった後ろ向きの話が多くなる。
が、1700兆円もの金融資産のうち、
そのほとんどが銀行預金になっていることは想像に難くない。
これをどうやって日本経済を成長させる投資分野に振り向けるか、
といえばたちまち一大テーマができあがる。』
ご案内のとおり、私のこの日記のタイトルは「老いじたく」ということで、
日々老化が進んでいる一人のオジサンの徒然を記録するものなのですが、
世の中には、同じ「老い」は「老い」でも、
「老年学」という格式高い学問分野があることを知りました。
確かに、超高齢化が進む、その先の社会経済がどのようになって、
そこではどのような課題があり、その課題をどのように解決していくのか、
これらのテーマを研究するのはとても大切なことだと思います。
慶応大学の場合は、「老年学」の「金融版」とのことですが、
そのうち、日本の大学には「老年学部」という、
長寿・加齢に伴う問題を、総合的・横断的に学ぶ学部が誕生するかもしれません。