今日の日経新聞「春秋」を読んで、久しぶりに前向きな気持ちになりました。
その記述というのは、次の部分です。
『ツリー(東京スカイツリー)は3.11の災厄にもめげず、
黙々と背丈を伸ばしていった。
その姿に、この国もまだまだ捨てたもんじゃない、と勇気づけられた人は多かろう。
かつての東京タワーと同じく、
新しい塔にまつわる物語もまた数知れず生まれるはずだ。
金環日食と、スカイツリーと。さあ上を向いてと、いざなわれている気がする。』
このところ、暗いニュースが多いなか、
昨日の金環日食といい、今日の東京スカイツリーの開業といい、
久しぶりに明るいニュースが日本列島を包み込んでいます。
やはり、苦しいときや辛いとき、そして悲しいときには、
涙をこらえて上を向いて歩くのが、日本人には似合っていますよね。
だって、坂本九さんの「上を向いて歩こう」は、
「日本人の心の歌」ですから‥‥。
東日本大震災のとき、どれほどの人がこの歌に助けられたことか……。
そして、東京スカイツリーの偉業に限らず、
この国はいろいろな面で、まだまだ捨てたもんじゃありませんから……。
少なくとも私は、そう確信しています。