今日の日経新聞には、日本の幸福度の国際順位が掲載されていました。
記事の概要を引用させていただくと、次のとおりです。
『経済協力開発機構(OECD)は、
国民生活の幸福度を評価した
「より良い暮らし指標(ベター・ライフ・インデックス=BLI)」の
最新版を発表した。日本は36カ国中21位。
「安全」や「教育」で最高水準だったが、
「仕事と生活の調和」や「生活の満足度」などの評価が低かった。
BLIは
国内総生産(GDP)に代わる国民の豊かさを測る指標として、昨年から発表。
今年は加盟34カ国に非加盟のロシアとブラジルも加えて指標を算出した。
トップは昨年に続きオーストラリアで、ノルウェー、米国が続いた。
日本は11の評価分野のうち「安全」が調査対象国でトップ。
犯罪に巻き込まれる人の少なさなどが評価された。
2位の「教育」は学歴や読解力の評価が最高水準だった。
評価が34位に沈んだ「仕事と生活の調和」は、
週に50時間以上働く人が29.5%に上ったことや、
1日のうち余暇や睡眠、食事に充てる時間の割合が600%と
OECD各国平均(64%)を下回ったことが響いた。』
「安全」や「教育」が世界の中でも高い評価なのは、誇るべきことですよね。
ただ、日本人は「水と安全はタダだと思っている。」といわれているように、
「安全」が当たり前に手に入るという認識はどうなのかな‥とも思います。
また、犯罪面での「安全」は高評価かもしれませんが、防災面での「安全」など、
多方面で「安全」が担保されているかどうかは、改めて検証が必要だと思います。
また、ワーク・ライフ・バランスの面で評価が低いことは、
日本人はまだまだ働きすぎだという評価なのかもしれませんが、
労働力人口が減少しているなかで、生産性を維持していくためには、
ある程度はやむを得ないのかな‥という感じもします。
でも本当は、常々、有識者の方がいわれているように、
ワーク・ライフ・バランスの実践で労働生産性が向上するように
「好循環」を生み出していくことが必要なのでしょうね。
さて、自分自身を振り返ると、
私は、仕事と生活が調和していない典型的な人間なのですが、
その原因を考えてみると、趣味や自己啓発など、
仕事以外の生きがいを持っていないという個人的要素にあります。
やれやれ‥‥。不器用な人間は本当に困ったものです‥‥。