しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「自動思考」という考え方

『上司に叱られた会社員の頭に「もう駄目だ」という感情が浮かんだとする。
 叱られたという「事実」が「感情」に直結した感じだが、
 実はその間に「きっと部長に報告されるだろうなあ」という考えが自然に浮かんで
 「もう駄目だ」という感情につながるのだ。
 この事実と感情の間で生じる考え方を「自動思考」という。」

今日の愛媛新聞「こころの処方箋」に、精神科医である保坂先生の記述がありました。
「自動思考」とは初めて聞く言葉ですが、
これは今までの人生の総集編として、
ある事実に対してある思考が生じるのだけれども、
それは個人で全く異なり、しかもこの思考は客観的にいうと、
むしろ間違っていることの方が多いそうです。

そして、記事は次のように指摘しています。
『落ち込みやすく、自己評価の低い人の根底には
 「しなければならない」「うまくできなくてはいけない」
 という思考があることが分かる。
 子どもの頃からいい子で優等生という人に多い。
 しかし、そういう思考は人生の価値を半減させてしまうのである。』

ドキリとしました。まるで自分のことを指摘されているみたいです。
いや、なにも、私が子どもの頃にいい子だったことを自慢しているのではありません。
そうではなくて、「落ち込みやすく、自己評価の低い」ということと
「しなければならない」云々の思考が私にピタリと当てはまるからです。

「そういう思考は人生の価値を半減させる」という
保坂先生の指摘を謙虚に受け止めて、
何事も楽観的に考え、そしてポジティブに行動するよう心掛けたいものです。
ただ、これがなかなかできないんですよねぇ……。反省…。