しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

スキルよりセンス(その1)

「経営センスの論理」(楠木 建著:新潮新書)を読了しました。

アマゾンのカスタマーレビューを読むと、
本書に対する辛辣な批評も見受けられましたが、
「経営」や「戦略」というものに、ずぶの素人である私は、
気軽に「経営の骨法」について学べたので、購入してよかったと思っています。

以下、本書の中から、印象に残った名言を抜き出してみました。

 ・競争戦略の本質は「違いをつくること」にある。
 ・優れた経営者というのは抽象化してストーリーを理解し、
  その本質を見破る能力に長けている。
 ・イノベーションの本質は「非連続性」にある。
 ・イノベーションの技術進歩とは異なる。
  既存の価値を連続的に増大させるだけでは、
  技術進歩ではあってもイノベーションとはいえない。
 ・イノベーションは供給よりも需要に関わる現象だ。
  供給側の目で見てどんなに「スゴイ」ものであっても、
  顧客の心と体が動かなければ、イノベーションではない。
 ・「できる」と「する」の間には深くて大きな溝がある。
  このことについての深い理解がイノベーションを成功させるうえでのポイントとなる。
 ・未来を予測したり予知する能力など必要ない。
  いまそこにあるニーズと正面から向き合い、その本質を深く考える。
  大きな成功を収めたイノベーションはその点で共通している。

まだまだありますが、続きは明日にします。

話は変わりますが、
『「できる」と「する」の間には深くて大きな溝がある。』というフレーズは、
どこかで聞いたことが……と思っていましたが、やっと思い出しました。
「黒の舟歌」の歌詞に、
『男と女の間には深くて暗い川がある……』というのがありました。

全然関係なかったですね。失礼しました。

経営センスの論理 (新潮新書)

経営センスの論理 (新潮新書)