しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

人類の明るい未来

今月17日(火)に放送されたNHK「クローズアップ現代」を観て、
すごく明るく、そして前向きな気持になりました。
番組のタイトルは、「あなたもハーバード大へ〜広がる無料オンライン講座〜」でした。

番組HPでは、放送内容の概要を次のように紹介しています。

『無料で受けられるオンライン講座が世界中で急拡大し、
 教育に革命的な変化をもたらしている。
 ハーバード大やマサチューセッツ工科大などの名門大学が、
 こぞって授業を無料配信し修了証も発行。
 国境や経済格差を超えて多くの人々にチャンスを与えている。
 さらに途上国では、
 オンライン講座で貧困層の子供たちの学力アップをはかる取り組みが始まった。
    〜(中略)〜
 この流れに遅れてはいけないと、東京大学も9月から本格参入する予定だ。
 次世代の学びの場「オンライン教育」の現場を世界各地で取材。
 その可能性を探るとともに、学校や教育のあり方を考える。 』

私の現在の「夢」は、
定年退職後に、もう一度大学に入り直して、
経済学などの専門知識や幅広い一般教養を勉強することです。
(大学時代は、ほとんど「学問」をしなかったから…)
その際、一番ネックになるのが、学資をどのように確保するかです。

しかし、今後は、
世界の大学のオンライン講座を無料で聴講することができるかもしれません。

いや、ちょっと待てよ…。
番組で紹介された有名大学の授業は、全て英語だったような……。
う〜ん、やはり世の中は甘くないですよね。

この無料オンライン講座は、
大規模(massive)、公開(open)、オンライン(online)講座(course)の英語の頭文字を取って、
ムークと呼ばれているそうです。
番組ゲストの飯吉透・京都大学教授は、このムークには、
『できるだけ多くの人がよい教育を受けるということが、
 とりもなおさず、この世界を相対的にはよくしていくという、
 考え方、そして信念がある。』と述べられています。

無料オンライン講座という流れに対して、
今の大学と大学生は、
「そこに行かなければ得ることができない」というような
絶対的な「価値」を付ける必要がありそうですね。
オンライン上では決して体験・習得できないような「何か」をです。

いずれにしても、無料オンライン講座は、
人類に明るい未来をもたらしてくれそうな、そんな予感がします。