最近、秀逸な新聞広告が多いと感じるのは私だけでしょうか?
いゃあ、そりゃもう、
今日の日経新聞に掲載された「書く、を支える PILOT」の広告にはびっくりしました。
全面広告が三面も…、しかもそのほとんどが余白というか、メモ用紙みたい…(絶句)。
三面に掲載されたコピー(広告の文章)も、それぞれしっかり決まっていたと思います。
①何だってできる。何だって生み出せる。
音楽も。発明も。小説も。恋も。暇つぶしも。
書く、は楽しみ。書く、は創造。さあ、あなたも。
②本音や迷い。口にはしない、けれど大切な言葉。
いつか、あなたの背中をおす日があることを、ペンは知っています。
③送信ボタンひとつで、伝えられる時代。
それでも、手紙を書きたい人がいる、というしあわせを、ペンは知っています。
余白いっぱいの広告は、御厚意に甘えて、
孫娘の「お絵描き」用として使用させていただきます。
それにしても、企業はアベノミクスのおかげで、
新聞の全面広告に経費を投入する余裕がでてきたのでしょうか?
これも立派な「設備投資」(?)のような気もします。
さて、アベノミクスといえば、
安倍政権が法人課税の軽減に動き出したようです。
日経新聞の報道によると、
実効税率の引き下げにを巡る国際競争は、
「race to the bottom」(底辺への競争)と呼ぶそうです。
実効税率の引き下げが、雇用や賃金を生みだせばよいのですが、
引き下げ分が内部留保に回ってしまえば全く意味がありません。
企業の負担軽減が、私たち庶民の暮らしにも恩恵を及ぼすように、
ここはひとつ企業は、景気を循環させるお金の使い道を考えていただきたいものです。
全面広告を、贅沢に三面も使った、PILOTを見習って……。