しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

郷土出身者の偉業

愛媛県出身中村修二さんが、ノーベル物理学賞を受賞されました。
郷土出身者の偉業を誇らしく思います。

さて、今日(9日)の全国新聞の一面には、関連するコラムが掲載されていました。
その中から、お気に入りの言葉や文章を拾ってみました。

まずは、朝日新聞天声人語」から。

 ・「人生においては何事も偶然である。
  しかしまた人生においては何事も必然である」。
  赤崎さんが著書で引用している哲学者の三木清の言葉だ。
  不撓不屈(ふとうふくつ)の精神の源なのだろう。

次に、産経新聞「産経抄」から。

 ・白熱電球や蛍光灯に比べて効率が高く、数十倍も長持ちする。
  地球温暖化対策への期待も大きい。
  スウェーデン王立科学アカデミーが、
  「15億人以上の生活の質が向上した」と評価したのも、むべなるかな、である。
  次々に訪れる台風の合間に、鰯(いわし)雲を伴いながら広がる空の青さが、
  ひときわ清々(すがすが)しく感じられる、今年の秋である。

最後に、日経新聞「春秋」から。

 ・幼い日の情熱を保つのは難しい。
  だが、賢治は、鉱物のもつ神秘的な色彩を取り入れて自然や心象風景を描き続けた。
  「遅咲きの研究者」も鉱物や結晶への熱意を忘れなかった。
  ひたすら、結晶が持つ可能性を追い続けた。
  気がつくと、LEDが発する青い光で、白熱灯の時代に終わりを告げ、
  世界に革命を起こしていた。

「幼い日の情熱を保つのは難しい」と日経新聞「春秋」には書かれています。
はて、私は幼い日、どんな「夢」や「情熱」を持っていたのかしら…?

今では、思い出すことさえできませんが、
問題は、その「夢」や「情熱」を、いつの時点で失ったのか…です。
失った結果が、今の私の人生の「必然」なのかもしれません。