日経新聞電子版の第22回「ことばのドリル」にチャレンジしました。
今回は、「10問」中「7問」正解という成績でした。
いつものように間違った問題とその解答を、この日記に書き残しておきます。
【問3】太字部分の「ヒト」に使う漢字が他と違うものはどれですか。
①ヒト角の人物に育て上げる ②ヒトいきれで暑苦しい
③ヒト聞きの悪いことを言うな ④ホテルに戻りヒト心地がついた
私は④が正解で、「一」を使うと思いました。
答えは①が正解で、「ひとかど」は「一角」や「一廉」と書き、
②は「人いきれ」、③は「人聞き」、④は「人心地」で、
いずれも「人」を使うとのことでした。
【問6】「試験に合格する」が語源の言葉はどれですか。
①有頂天 ②登竜門 ③破天荒 ④真骨頂
正解は③で次のような解説がありました。私は②だと思っていました。
「破天荒」は中国の故事に由来する。
科挙(高級官吏の採用試験)に一人の合格者も出なかった地域から
初めて及第者が出たことから、「天荒(=未開の地)を破った」
→「誰もできなかったことを成し遂げること」。「未曽有」と同義。
近年は「豪快で大胆」「無鉄砲」「型破り」などの意味で使われることが多いが、
本来の用法ではない。
【問9】「次第」を使った次の文のうち、文法的に誤っているものはどれですか。
①会議が終わり次第、電気を消してください
②業務報告を書き次第、提出してください
③空港に到着次第、電話してください
④出張から帰り次第、精算してください
どれもが正解のように思えて、回答に悩みました。
正解は③で、次のような解説がありました。
「到着次第」ではなく「到着し次第」とするのが正しい。
「次第」はサ変動詞(漢語+する)に付くときは「~し次第」の形となり、
連用形の活用語尾「し」を省かないようにする。
う~む、これはマニアックですよね。
「到着し次第」は舌がもつれそうで、あまり使わないような気がします。
このほか、ウグイスには、「春告鳥(はるつげどり)」、「花見鳥(はなみどり)」、
「歌詠み鳥(うたよみどり)」という「異称」があることを知り、
大変勉強になりました。
降り注ぐ太陽の光は、もうすでに春の到来を告げています。……。
次は、春を告げるウグイスの鳴き声が待ち遠しいです。