今日は6月29日で、6月もあと一日で終わりです。
部屋にあるカレンダーを眺めてみると、
一年のうちこの6月だけ祝日がないことに改めて気づきます。
その「祝日」についてウィキペディアで調べてみると、
次のようなことが書かれていました。
『1966年(昭和41年)に11日、1967年(昭和42年)に12日、
1986年(昭和61年)に13日、
1989年(昭和64年・平成元年)に14日、1996年(平成8年)に15日、
2016年(平成28年)に16日に増え、 偶発的に国民の休日もあり、
日本の祝日の数は先進国中最多となっており、
「ワーカホリック」ともいわれる日本の意外な一面でもある。
この背景として、積極的に有給休暇を取りにくい日本の事情もある。
またサービス業や24時間体制の工場、
交替制勤務の職種など祝日が休日とならない職種、企業も多数存在するほか、
週に2日の休日という考え方から、
祝日のある週は土曜日を出勤日に設定している一般企業もある。』
また、たまたま読んだニッセイ基礎研究所の研究員コラムには、
日本では祝日数が増えているにもかかわらず、 総労働時間はあまり減っておらず、
正社員に限ってみれば 年間2000時間前後で
20年以上ほとんど変わっていないことが紹介されたあと、
次のようなことが書かれていました。
『約40年前に12日だった国民の祝日数は今では16日まで増加し、
フランスの11日、米国、ドイツの10日、
イギリスの9日などを大きく上回っている。
それにもかかわらず他の先進国に比べて日本の労働時間が長いのは
有給休暇の取得日数が少ないことが一因だ。
有給休暇取得日数の長期推移を確認すると、
1980年代半ば以降に大幅に増加したが、
1990年代半ばを境に減少傾向が続いた。最近は若干持ち直しているものの、
その水準は依然として過去のピークを下回っている。
この間、祝日数は着実に増加している。
祝日数を増やしてきたことが
有給休暇の取得を妨げている可能性すらあるのではないか。』
私の今の職場は、今年3月まで勤務していた民間企業に比べて、
休日は約2週間、有給休暇も約10日増えました。
それでも、4月になってから有給休暇を取得したのは、
先日、県立の総合病院に受診に行った一日だけです。
祝日と有給休暇と総労働時間……。
昨今話題の「働き方改革」と「休み方改革」に国を挙げて取り組むためには、
働く人本人の「意識改革」と「生き方改革」がもっとも大切なように思います。