「学び続ける意味」について、次のようなことが書かれていました。
『わかりやすく伝える上で大切にしていることがあります。
伝える側が専門家になったつもり、自分がわかったつもりに陥らないようにしていることです。
ジャーナリストの基本は、常に事実には忠実でいなければならないということです。
どんな仕事でもキャリアが長くなってくると、
どうしても「知らない」とは言いにくくなるかもしれません。
知らないことに出くわしたら、素直に質問をすればよいのです。
自分自身が知らないということに気づくためにも、学び続けることが大事なのですね。
大学の講義では、「諸君は生徒ではなく学生になった」と説明します。
高校までは先生の解説を筆記し、覚えればよかったでしょう。
でも大学では自らの問いを立て、その答えを探し求めなくてはなりません。
そこが大きな違いなのです。
大学ではそれまでは知らなかった新しい世界や専門領域を知ることができるでしょう。
その際、自分の「無知」を素直に受け入れられるかどうかが大きなポイントです。
それは学校を出て、社会で働くようになってからも大切な姿勢です。
ぜひ、試験だけではなく、自分の人生のために学び続ける力を育んでほしいと思います。
人に出会い、新しい世界を知るために好奇心を抱き続けられれば、
心の若さを保ち、人生を豊かに過ごすことができるはずです。』
う~む、なるほど‥‥。
こういう「学び」についての記事を読むたびに、まだ子供だった甥っ子から
「おじちゃん、なぜ勉強をしなければならないの?なんの意味があるの?」と尋ねられた時、
うまく答えられなかったことを思い出します。
いつの日か、今度は孫娘から、「ねぇ、グランパ。私はなぜ勉強をする必要があるの?」
と尋ねられたら、「それはね。人生を豊かに過ごすためなんだよ。」と答えたいと思います。