日経新聞の「未来面」は、「読者の皆さんや企業経営者とともに議論する紙面」とのことですが、
今日30日の紙面には、川合尊・日本特殊陶業社長の提示した
「心豊かな社会とは?あなたは何をしますか?」という課題に対し、
高校生1人と大学生2人の「アイデア」が紹介・掲載されていました。
私はそのなかでも、東京大学教養学部2年生の学生さんの、次のようなアイデアに痛く共感しました。
『私は自分が成長したと実感した時に「心豊かさ」を感じる。
今、高度成長期やバブル期を懐かしみ、現在や将来を悲観する声を聞くことがある。
それは現在成長していない、あるいは将来成長を見込めないと感じているからではないか。
しかし、社会は現在も成長し続けていると私は思う。
特に、脱炭素に向けた新たな技術開発は環境問題の解決のみならず経済成長にも大きく寄与する。
経済面以外でも成長する余地があると考える。例えば差別や格差などの社会問題の解決だ。
こういった不利益を被る人が1人でも減れば「心豊かな社会」に近づく。
成長し続ける社会を実現するために、私自身も成長し続けたい。
今は学生で、まさに自分を成長させる段階にあるが、
社会人になっても成長する姿勢を持ち続けようと思う。‥‥』
はぃ‥、「明日は今日よりも良くなる」という、高度経済成長の恩恵を全身に受けて育った私には、
「社会は現在も成長し続けていると私は思う。」という言葉は、とても心強く思いました。
また、「成長し続ける社会を実現するために、私自身も成長し続けたい。」という力強い言葉を
若い学生さんから聞くことができて、日本の将来は明るいような気がしてきました。
ちなみに、川合尊・日本特殊陶業社長が考える「心豊かな社会」とは、
「自分の心をコントロールでき、他人の心にも気づける人が多数を占める社会」とのことでした。
私も、「心豊かな社会とは?あなたは何をしますか?」と問われたとき、
はっきりと自分の考えを答えられる人間になれるよう頑張ります。(もう遅いかもしれないけど‥‥。)